プレスリリースを行いました(2021/4/1)

    山形大学人文社会科学部の研究グループ(YU-COE(M)「地域社会における安心・安全に関する学際的研究拠点」)が、小学校の保護者と山大生を対象に、 安心・安全意識に関するアンケート調査を実施し、その結果を特集号論文としてまとめました(山形大学人文社会科学研究年報第18号)。災害への備え不足や 頼れる人の少なさ、精神的な悩みの相談相手と相談機関を結びつける手段の不足、避難地図や避難場所の認知度の浸透具合、大学生の自転車運転への不安等が 浮き彫りになりました。報告書、論文には各課題への提言も盛り込んでいます。 安全安心な社会の実現につながる価値創造を目指した研究拠点として、今後も 情報の集約をし、自治体、大学と連携を進めていきます。

    • リリースペーパー:リンク先
    • 人文社会科学部研究年報:第18号 特集号論文:リンク先
    • 調査票(地域住民・保護者用)(PDF):リンク先
    • 調査票(大学生用)(PDF):リンク先
    • 以下のリーフレットは調査票回収数等の数値が論文と異なっています。正しくは上記の特集号論文をご確認ください。リーフレット(PDF):リンク先

2020年度の安心・安全プロジェクト活動報告

    2020年度は,「地域社会における安心・安全に関する調査」について,人文社会科学部研究年報に特集号を組んで発表を行いました (『山形大学人文社会科学部研究年報』第18号,2021年3月下旬発行予定)。

    また,コロナ禍における勤務形態がストレスや仕事からの離れやすさに与える影響も調査しました (中村・小林,2020)。

    以上に加え,データサイエンス研究推進センターと企業との共同研究,心理学研究をオンライン環境下で行う取り組み(以下リンク先参照)も進めています。 次年度からは,人文社会科学部の附属研究所「安全安心価値創造研究所」が設置されます。

    心理学研究をオンライン環境下で行う取り組み(lab.js 授業用ページ):   リンク先

2020年度の連携授業「課題演習(地域情報)」活動報告

    2020年度は連携授業「課題演習(地域情報)」に20名の学生が参加しました。 7月には山形大学の学生と県内の高校生間で意見交換を行いました(Zoom)。8月は Slack上で学生がポスター発表会を行いました。高校生にも見ていただき、盛況に終わりました。 以下に発表題目を記載します。

    • 手続き的公正感と基礎自治体に所属する地域住民との関係性
    • 人口減少対策としての企業と学校の連携
    • 山形県及び東根市における人口推移の分析
    • 人口減少社会における学校制度の変更と対応
    • ターゲット人物の鮮明さとシャーデンフロイデの関係
    • 行動活性化とソーシャルキャピタル、社会機能の関連
    • マインドワンダリングの生起とCognitive Offloadingの関係
    • 社会不安と抑うつ状態における潜在記憶バイアス
    • 白黒メディアの利用頻度が夢の色に与える影響について
    • 母集団の有無における多数派および少数派集団の集団間差別
    • 痛み事象の偶発性が観察者の痛み理解と不快感に与える影響
    • スピリチュアリティと精神的回復力の関連性
    • コロナウイルスに対する意識や行動にインターネットの利用が与える影響
    • 社会的場面における心的視点,自尊心の程度が不安に及ぼす影響
    • 背景色が文章の印象評価に与える印象
    • 高関与商品における割引商品と限定ラベル商品の効果について
    • 日本の自然災害による各地域の自然災害対策について
    • 日本におけるメディア・リテラシー教育
    • 限定ラベルと割引表示による商品選択への影響

2019年度の安心・安全プロジェクト活動報告

    2019年度は,前年度に行なった「地域社会における安心・安全に関する調査」の結果について, 一次報告書を基にリーフレット作成を行い公表しました(成果報告からダウンロードできます)。 この結果を基に地域行政や地域センターと情報交換を行いました。また、大学周辺の危険箇所に 前年度の調査で明らかになった課題に対して,現地視察を行いました。

2019年度の連携授業「課題演習(地域情報)」活動報告

    2019年度は連携授業「課題演習(地域情報)」に12名の学生が参加しました。 6月には山形大学の学生と県内の高校生間で意見交換を行いました。8月の山形大学 オープンキャンパスでは学生がポスター発表会を行いました。高校生や保護者の皆様に 聞きに来ていただき、盛況に終わりました。以下に発表題目を記載します。

    • 個人主義者と集団主義者における援助行動の違い
    • 諸性格特性と援助行動の関係
    • パーソナリティからみえる援助行動の傾向
    • 援助行動と主観的幸福感との関係
    • 援助行動とパーソナリティの関連
    • 主観的に目立ちやすいと思う広告はどのような要素で成り立っているのか
    • 誘目性の高い広告を作る際の実践的な過程と費用
    • 広告の誘目性に関する研究
    • 高齢者の運転免許証自主返納に関する調査
    • 主観的幸福感と家族関係および家族構成との関連
    • 山形県での運転免許自主返納に必要な制度の考察
    • 山形県における孫から見た祖父母との関係性について

2018年度の安心・安全プロジェクト活動報告

    2018年度は,2013年度に行われた山形大学周辺にある小学校の保護者の方を対象とする調査との時点間比較を行うための調査を実施しました。 具体的には,前回の調査で浮き彫りになった「人的ネットワーク」,「安心・安全情報リテラシー」,「住民の空間認知と行動」, 「山大生と地域住民の連携」,「精神的健康」の5つの課題を柱とし,これらの問題についての意識調査を大学周辺の保護者と大学生に対して行ないました。

お問い合わせ

    安心・安全プロジェクト連絡先

    住所:〒990-8560 山形市小白川町一丁目4ー12 人文学部
    電話:023-628-4862
    E-mail:anshinp2018[at]gmail.com
    ※[at]を@に変えてください。

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